2007年12月14日

RAIDボードのWriteCacheの考え方についての誤解

最近、おかしな誤解をしていたことが発覚しました。

サーバ電源障害時における、RAIDボードのライトキャッシュの動きについてです。


RAIDボードでライトキャッシュ付、バッテリー付のものがあります。
存在は知っていたけど、使ったことはなかったんです。
なんとなく理屈とか効果は知っていました。でも、電源系の障害が発生した時の動きについての理解がぜんぜん間違っていてびっくり。

自分の勝手な理解
・サーバの電源が落ちる
・キャッシュの内容を早くDISKに書かなきゃ!
・バッテリーが生きてるうちに、DISKもバッテリーで駆動させて
 がんばって書き終えるんだ〜(おそらく数秒で書き込み完了)
・バッテリーが上がっても、もう大丈夫
と、こんな感じ。
これだとDISKの電源はRAIDボードにつながったバッテリーからも給電を受けられるような機構が必要で、当然、そうなっているものと思っていました。

現実(DELL PwoerEdge1950でSATA,SAS対応RAIDボードの場合)
・サーバの電源が落ちる
・DISKも停止
・キャッシュの中の情報をバッテリーで維持(最大72時間)
・電源復旧でサーバ再起動
・OS起動前にキャッシュ内の情報をDISKに書き込み
・OS起動
と、なるんだそうだ。

すべての製品がそうかどうかは解らないが、この製品ではこういうことらしい。(概ね、この手のものは同じ考え方なんだろうなと)
異常な電源断からはナルハヤで再起動する方向で動かないとキャッシュが飛ぶ危険があるんですね。

そこでもう一つ。
Dell PowerEdge1950のRAIDボードのバッテリーって、最大の保持時間が72時間ということからもそれほど容量が大きい訳ではないらしいのです。(72時間は無難な長さとは思う)
そこで思うのは(機材の電源断の状態での放電時間と、キャッシュの保持時間は同等とは考えませんが)コールド状態では数ヶ月とかは持たないであろうことは容易に想像可能だよな〜ということです。
このRAIDボードですが、バッテリーが上がった状態では起動時に警告メッセージが出て入力待ちで停止してしまいます。つまり電源投入した後、放っておいても途中で止まってしまいOSのブートにまでたどり着きません。
(納品直後の機材で経験済み。継続の指示入力で継続可能。数十分のチャージで起動時に警告の出ない状態になります。)
これって、コールドスタンバイには使いにくいってことですよね。データセンタでオペレータにコンソール操作まで依頼するのは諸々のコストがかかると思うので、電源の投入だけで済ませられることを目指してる場合は使えません。
※この辺の話題はDellのサポートの方にも振ってみたら、同意してました。
posted by きっちゃん at 13:46| Comment(0) | TrackBack(2) | MEMO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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